「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のあらすじと感想と評価!専門用語解説もあるよ

コンチワ!コンチワ!コンチワ!

CDS,CDO

なんのこっちゃ。

そんな専門用語たっぷりの映画を見事にコミカルに描いた作品「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を観てきました。

ちなみに原作は「マネー・ボール」を描いたマイケル・ルイスの著書「世紀の空売り」です。

まずは大事な、大事な専門用語解説からどうぞ。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転/The Big Short」
公開日(日本)2016年3月4日 
上映時間130分
監督アダム・マッケー 
主演クリスチャン・ベール
受賞第88回アカデミー賞(2016)脚色賞受賞

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専門用語解説

映画の概要を掴むために必要なキーワードは全部で4つです。

作中でもコミカルに解説が入りますが、1回で理解しなければなりません。

もちろん理解しないで楽しむことはできますが、理解してみたほうが数百倍楽しく観れるに決まっています。

そんなわけで、ここで説明する専門用語は映画を存分に楽しむ最低限の知識です。

ぜひ、頭の片隅にでも入れておいてください。

自信がない?心配ご無用です。

映画でも語られている通り、金融マンはわざと難しい専門用語を使って、一般人をバカみたいな気分にさせるのが狙いですから。

実際はシンプルです。

サブプライム・ローン

これは既に知っている人もいるでしょう。

アメリカの低所得者向けの住宅ローンことです。

信用がないので金利は高めですが、比較的誰でも審査に通ることができます。

このローンがリーマンショックの引き金となりました。

モーゲージ債

お金を貸した人(銀行)にお金が返ってくるのは当然の権利です。

これを債というのですが、この権利が金融商品化されたものを債と言います。

読み方は同じです。

そしてその住宅ローンに関する債券をモーゲージ債といいます。

モーゲージ債を買った投資家のメリットは、住宅ローンの借り手が銀行に返済する際に生じる利子までも受け取れるということ。

そんなわけで銀行は

「もともとの借金に利子がついてもどってくるお得で安全な商品」

として投資家に売りまくったそう。

モーゲージ債の中にはサブプライム・ローンも当然含まれていました。

CDO

しかし、よく考えてみてください。

返済能力の低い相手にローンを組んでいるわけですから、借金を踏み倒されるリスクだって当然存在します。

そんなリスクを背負ってまで、モーゲージ債なんて買いたくありません。

そこで銀行はどうしたかというと、サブプライム・ローンをたっぷり含んだモーゲージ債を他の商品と抱き合わせて、全く新しいものとして売り出したのです。

劇中ではこれを

「古い魚は黙ってシーフードシチューにして売りさばく」

という表現や

「詐欺」

という、言葉を使っています。

このような金融商品のことをCDOと言います。

モーゲージ債がたっぷりと刻み込まれたCDOは格付け会社の太鼓判もあり、一見すると利回りも非常に良かったため、世界中の投資家たちの間でたくさん売れました。

CDS

そこに待ったをかけたのがCDS。

CDSはCDOが暴落した時のいわば保険です。

これを所持しておけば保険料を支払うだけで、仮に損失した場合、全額補償を受けることができます。

CDSは買えば買うほど保険料は膨らみ、比例して補償額も上がるというまさにギャンブルです。

この4つの単語さえ覚えてしまえば、映画は十分に楽しめるでしょう。

[追記:空売り(ショート)]

「空売り」もわかっていた方がより映画を楽しめるというご指摘をいただいたので追記します。

この映画のタイトルにも入っている「ショート」

これは「空売り」を意味します。

通常、投資と聞くと、安く買って高く売ることをイメージすると思いますが、ショートは逆です。

ショートでは最初に高く売って、後で安くなった時に買い戻しその差額で利益を得ます。

つまりショートは市場の下落を期待し、儲ける手段になります。

本作は住宅市場の暴落を予想し、CDSという保険を買いに走りました。

保険という商品の性質上、売ってから買い戻すという手順にはなりませんが、本質はまさに世紀の空売り(ビッグ・ショート)というわけです。

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あらすじ

実話に基づくストーリーです。

サブプライム・ローン、モーゲージ債、CDOなどに対し、誰もが盲目的に信じ込む中、それらに懐疑的な一人の変人がいました。

その名もマイケル・バーリ。

住宅バブル崩壊を予見した彼は、保険であるCDSを大量に買いまくります。

一方で、市場の安泰を盲信している銀行は彼の行動を裏であざ笑うのでした。

しかし、彼の先見の目を光らせた行動を皮切りに一部のトレーダー達も気付き始めます。

これらが住宅バブルを焦げ付かせる「時限爆弾」ということに...

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キャスト

彼らが一致団結して、儲けるような話に見えますが、ストーリーは交錯せずにそれぞれ独自に展開されます。

ですから4人の主人公といったところです。

クリスチャン・ベール(役:マイケリ・バーリ)

住宅市場の異変にいち早く気付いた異才です。

生まれつき片目が義眼で、元神経外科医のトレーダーという異色の経歴を持ちます。

趣味はヘビーメタル。

そんな変人を演じたのが「ダークナイト」でおなじみのクリスチャン・ベイル。

彼の演技が評され、アカデミー賞助演男優部門にノミネートされました。

スティーブ・カレル(役:マーク・バウム)

倫理観がひときわ強い、大手証券会社の子会社社長。

かなり短気で倫理観に欠ける人々に対し、怒りを見せてしまう場面もしばしば。

ライアン・ゴズリング(役:ジャレド・ベネット)

CDSを買い漁るというマイケルの奇行の意図をいち早く察知した張本人。

彼がマークたちにCDS購入を強く勧めます。

ブラッド・ピット(役:ベン・リカート)


彼が演じるのは一線を退いた伝説の投資家です。

若き野望を持った二人の新米の夢を叶えるために、一肌ぬぎます。

ブラビは本作のプロデューサーを務めることもあってか、かなりいい役どころです。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」感想と評価

正直なところ、おばかな人には理解不可能でしょう。

こんなにも簡単なことがわからないなんて世も末な私です。

実際、食らいついていくのに精一杯でした。

もっとも、経済に関して詳しい人なら確実に楽しめます。

有識者のレビューを見る限り絶賛してますし。

ですからせめて、「サブプライム・ローンって何?」という問いには答えられるくらいの知識を蓄えてきましょう。

これがわからない人は、劇中でコミカルに説明してくれているとはいえ、さすがに理解するのは厳しいです。

それでも、すべてを賭けて戦うトレーダーの姿が非常にカッコいいので、それに憧れてしまう人も多いはず。

「よくわからないけど思わず投資がしたくなる」

そんな映画です。

これを機に経済に興味を持ち、手軽にできるFXでも始めてみたら如何でしょうか。



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